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九州小町 本店

九州郷土料理居酒屋

大曽根店に続き3件目となる今回の設計は、名古屋一の繁華街である錦3丁目エリアへの出店ということもあり、「本店」というフラッグシップ的な大きな意味を持つ店舗でした。そこで、店舗の共通イメージである桜と桃色を前面に押し出し、繊細なディテールでありながら、豪快に表現することを試みました。地下店舗への期待感を後押しする装置として、ショッキングピンク色の特殊メタルでゲートを設け、階段の壁面には9色のグラデーションを施した木を地下への道標としました。店内では、遠近感を持たせたシンボリックな桜の大木のグラフィックをあしらう事にし、その大木から店内に舞う桜吹雪を、缶バッチに桜の花びらを貼り付けることで豪快さと繊細さを同居させました。個室席では、乱反射するピンクと白銀のプレートを、屈折フィルムの背面に仕込むことで輝く桜吹雪を演出し、重厚な空間に軽やかな繊細さをMIXしました。これらの豪快なデザインの中に繊細な表現を落とし込むことで、しっとりとした艶やかな空気感を持った、錦という夜の街に負けることのない新しい空間が出来たのではないかと思います。

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